4日経ちました。
今日は、何もないただの休日です。
道重さんに会えない休日です。
あの日の翌日は、私はいつものように仕事へ行って、帰ってきて、その翌日もいつものように仕事をしていました。
その日は渋谷で仕事があって、電車を降りると、見慣れた風景がありました。
道を歩いていくと、どれもこれも、馴染みのある建物ばかり。
あれ私、普段は遊びにも来なくなったここに、何回来たかなぁ、しょっちゅう来たなぁ、TSUTAYAも、タワレコも、ブックファーストも、ヒカリエはよく時間潰しに来たなぁって、あぁそれって、ぜんぶぜんぶ道重さんに会いに時だ、って思ったら、じわじわ、じわじわと胸の痛みが増してきて、早く気持ちを落ち着けたいと思ったのに、帰社した後もこんな日に限って山積みの仕事。
翌日までは、道重さんに会えた嬉しさでいっぱいで、後輩たちと仕事のやり取りをするついでに、卒業されましたね遊びに行きましょうなんて励ましてもらっても、そうだね昨日は最高だったんだよ、これからローンを返すから割り勘だよハハ~なんて言うことができたのに。
毎日毎日、家に帰ってきたり、一人になると、どうしてもさゆを思い出します。
私の中のさゆは、どんな時も、最高にかわいい顔で、見つめてくれています。
あの時も、あの時も。たくさん、たくさん。私は数えきれないほど、彼女から優しさと愛をもらいました。
あの日だって。
だから、私は幸せです。
私は幸せものです。
あの日から私は仕事には行ってるものの気がついたら朝がきていて、まさか誰も私がこんな状態だなんて知らないし、さゆとの日々を、誰が知ってるわけでもない。
これは、私だけの思い出。私とさゆだけの大切な大切な。
彼女がいま自宅でゆっくり心と体を休めていて、穏やかな日々を送ってくれているだろうということだけは、私の支えになっています。
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